2017年05月19日
「昔はなし」その305 堂々と売立ちする赤星家
堂々と売立ちする赤星家
売立をやるということはその家が左前に
なってのことで世間にたいしても体裁が悪
く、なるべくこっそりやるというのが昔か
らの習慣でした。
ところが、これを堂々と、しかも、決し
て家計の整理のためでなく売立のための売
立というのをはじめて行ったのは東京の赤
星家でした。赤星家の息子は「親爺が書
画、コットウを愛して沢山あつめてきた
が、私は一向、こういうものに趣味はな
い。このまヽにしておくと保存にも困る
し、またせっかくの宝を理もれさせるおそ
れもあるから、趣味家にひろく頌ちたい」
といって売出しました。その当時、売立の
総額は四百万円という額にのぼりました。
今の金に換算するときちよっと想像のつか
ない数字です。
売立をやるということはその家が左前に
なってのことで世間にたいしても体裁が悪
く、なるべくこっそりやるというのが昔か
らの習慣でした。
ところが、これを堂々と、しかも、決し
て家計の整理のためでなく売立のための売
立というのをはじめて行ったのは東京の赤
星家でした。赤星家の息子は「親爺が書
画、コットウを愛して沢山あつめてきた
が、私は一向、こういうものに趣味はな
い。このまヽにしておくと保存にも困る
し、またせっかくの宝を理もれさせるおそ
れもあるから、趣味家にひろく頌ちたい」
といって売出しました。その当時、売立の
総額は四百万円という額にのぼりました。
今の金に換算するときちよっと想像のつか
ない数字です。
Posted by ひimagine at 06:00│Comments(0)
│豊橋の昔はなし