2018年08月14日

弦斎夫人の料理談 その5

パンと牛乳(ぎうにう)は如何(いか)にするか

記者『第四日目(よっかめ)は。

夫人『パンのジャーマントースに致(いた)しませう。

記者『大層(たいそう)むづかしい名(な)ですね。

夫人『名はむづかしくっても拵(こしら)へ方は何でもありません。先(ま)づ玉子の黄身二つと一合(がふ)の牛乳とをよく混ぜて塩と砂糖で味をつけます。そこへパンを十分間位漬けて置くとパンが大層膨(ふく)れます。フライ鍋(パン)へバターを引いて今のパンを両面とも少し焼きます。これは温かい中(うち)に砂糖を少し振りかけて食べるのが宜うございます。

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