2017年05月10日
「昔はなし」その296 少山が語る額の彫り方
少山が語る額の彫り方
昔の看板の話ですが、若松園の外側の看
板は巖谷一六の筆で、それを彫ったのは瓦
町不動の前で休憩所みたいなことをしてい
た少山という男でした。
少山が私に語るのに「刀をもって彫ると
き上からとか、下からとか彫つたのでは額
の文字は駄目だ。筆で書かれた通りに彫ら
なければ文字が生きてこない。あとでゴフ
ンを塗るにしても同じことだ」ということ
でした。
なるほど、下において見たときは見映え
はよくありませんが、それを高くかかげる
と彫りの技巧で、字が躍動していました。
昔の看板の話ですが、若松園の外側の看
板は巖谷一六の筆で、それを彫ったのは瓦
町不動の前で休憩所みたいなことをしてい
た少山という男でした。
少山が私に語るのに「刀をもって彫ると
き上からとか、下からとか彫つたのでは額
の文字は駄目だ。筆で書かれた通りに彫ら
なければ文字が生きてこない。あとでゴフ
ンを塗るにしても同じことだ」ということ
でした。
なるほど、下において見たときは見映え
はよくありませんが、それを高くかかげる
と彫りの技巧で、字が躍動していました。
Posted by ひimagine at 06:00│Comments(0)
│豊橋の昔はなし