2017年05月09日
「昔はなし」その295 東京人の空也念仏
東京人の空也念仏
空也念仏というのが東京で流行した時が
ありました。東京の百尺(せき)料理店の
主人とか、上野の山下の空也堂という菓子
屋の主人が先達で、その一行十二、三人が
豊橋へやってきました。
岡田屋へ泊ったのですが、宿でいでたち
をとヽのえて、竜拈寺までのりこむので
す。鐘や大鼓に和して錫杖をついたその行
列は派手なもので、沿道は人垣でうずまり
ました。
本堂へ上ってから、いよいよ空也念仏の
本芸が始まりました。見ていると、ちょう
ど能狂言の「宗論」みたいな感じで、なか
なか面白いものでした。
それが終ると、さきのように宿まで行列
で戻っていきました。当時はなかなかの評
判でありました。
空也念仏というのが東京で流行した時が
ありました。東京の百尺(せき)料理店の
主人とか、上野の山下の空也堂という菓子
屋の主人が先達で、その一行十二、三人が
豊橋へやってきました。
岡田屋へ泊ったのですが、宿でいでたち
をとヽのえて、竜拈寺までのりこむので
す。鐘や大鼓に和して錫杖をついたその行
列は派手なもので、沿道は人垣でうずまり
ました。
本堂へ上ってから、いよいよ空也念仏の
本芸が始まりました。見ていると、ちょう
ど能狂言の「宗論」みたいな感じで、なか
なか面白いものでした。
それが終ると、さきのように宿まで行列
で戻っていきました。当時はなかなかの評
判でありました。
Posted by ひimagine at 06:00│Comments(0)
│豊橋の昔はなし