2017年05月06日
「昔はなし」その292 名代のキザおとこ
名代のキザおとこ
名古屋の長者町に「おろく」という有名
な芸者がいました。
当時、糸彦の息子が名代のキザぶつで、
両方の手に三つづつ指輪をはめていまし
た。しかも手の外側は金だけなんで内側に
ダイヤがありました。ときおり、その息子
が唐八拳をうつんですが必ず狐になって負
けるのです。狐になると手の内側のダイヤ
が六つピカピカと光るからです。おろくは
「妙な負けぶりだ」とぶりぶりしていまし
た。
また、この息子のキセルは金で、タバコ
を吸うとき、右の肩を下へおとすくせがあ
るのです。おろくは「金のキセルが重いか
ら肩も下るわ」と笑っていました。
名古屋の長者町に「おろく」という有名
な芸者がいました。
当時、糸彦の息子が名代のキザぶつで、
両方の手に三つづつ指輪をはめていまし
た。しかも手の外側は金だけなんで内側に
ダイヤがありました。ときおり、その息子
が唐八拳をうつんですが必ず狐になって負
けるのです。狐になると手の内側のダイヤ
が六つピカピカと光るからです。おろくは
「妙な負けぶりだ」とぶりぶりしていまし
た。
また、この息子のキセルは金で、タバコ
を吸うとき、右の肩を下へおとすくせがあ
るのです。おろくは「金のキセルが重いか
ら肩も下るわ」と笑っていました。
Posted by ひimagine at 06:00│Comments(0)
│豊橋の昔はなし