2017年04月12日
「昔はなし」その268 三代つづく医者の浅井
三代つづく医者の浅井
浅井常三(先代)は金(きん)が好き
で、せん茶々碗も金だったし、時計のくさ
りは、犬でもつなぐかと思われるほど太い
金のくさりでした。常三の家には崋山筆の
「百草なめて医薬を知る」という神農図が
ありました。そのほかに崋山筆のヒポクラ
テスの掛軸もありました。のちに小華がこ
れを描写したことがあります。
常三はこういう名品を所蔵していた人で
ありますが、常々云われるに「私の家は医
者が三代つづいている。これは全国でも珍
らしい方だ。そして、こういう崋山の名品
は日本中にどこにもない」といつも誇って
は私に語っていました。
三代も医者がつづいているというわけ
で、常三は医栄窟と名づけその看板を屋根
の上にかかげております。常三の家が今も
昔にかわらず、そのままに改築されずにあ
ったら大いに参考となる建築だと思います。
浅井常三(先代)は金(きん)が好き
で、せん茶々碗も金だったし、時計のくさ
りは、犬でもつなぐかと思われるほど太い
金のくさりでした。常三の家には崋山筆の
「百草なめて医薬を知る」という神農図が
ありました。そのほかに崋山筆のヒポクラ
テスの掛軸もありました。のちに小華がこ
れを描写したことがあります。
常三はこういう名品を所蔵していた人で
ありますが、常々云われるに「私の家は医
者が三代つづいている。これは全国でも珍
らしい方だ。そして、こういう崋山の名品
は日本中にどこにもない」といつも誇って
は私に語っていました。
三代も医者がつづいているというわけ
で、常三は医栄窟と名づけその看板を屋根
の上にかかげております。常三の家が今も
昔にかわらず、そのままに改築されずにあ
ったら大いに参考となる建築だと思います。
Posted by ひimagine at 06:00│Comments(0)
│豊橋の昔はなし