2017年03月30日

「昔はなし」その255 お茶は着流しが自然

お茶は着流しが自然

 今日では、お茶の会などがあると、羽
織、袴で礼装していく人があります。庶民
は着流しでいくのが自然の姿です。
 主人側もまた、その姿でいいわけです。
 茶に使う菓子も、最近は細工物が多くな
りましたが、昔は練羊かんの一点ばりでし
た。練羊かんは細工品であっても、他の菓
子とはちがいます。羊かんはどういう器に
入れても調和するということもあります。
 茶はすべて紋付、羽織でやるものはあり
ません。昔は有名な落語家でも紋付は着ま
せんでした。お茶にしても紋付の考えを捨
てたいものです。


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Posted by ひimagine at 06:00│Comments(0)豊橋の昔はなし
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