2017年03月20日

「昔はなし」その245 玄人にちかい芸能家達

玄人にちかい芸能家達
 
豊橋で素人であるが、玄人にちかい芸能家だ
つた人の名をあげると、長唄では質屋の小松
屋、芝居では畳屋の鈴木源吉、能では小久保
彦十郎、能狂言ではちくわ屋の森京之進、同じ
く砂糖屋の鳥居猪平、能楽の鼓で金持の藤井
治兵衛、義太夫では常山太夫、貸衣裳の亀太
夫、百姓の臼子太夫、長唄三味線では団子屋
の杵屋幸太郎、義太夫三味線では、下駄屋の
吉十郎、タバコ屋の燕三、呉服屋の滝崎など
でした。
 今は、そういう楽器はありませんが、当時流
行の月琴では、花の先生の玉壷が名人でし
た。変ったところでは魚伊の先々代浅吉の端
歌は大家でありました。

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Posted by ひimagine at 06:00│Comments(0)豊橋の昔はなし
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