2017年02月28日

「昔はなし」その225 支那公使館の料理

支那公使館の料理

 石川鴻斎と支那の公使館へ行ったときの話
なんですが、そのとき公使は石川と私に昼飯
をごちそうしてくれました。記憶に残っているの
はエビをくずして、丸くして「まんじゅう」のよう
にしてあるんです。それを口の中へ入れると、
とろけるような味でした。
 もう一つはカモの丸煮で、それが一羽ずつた
らいのような土器に入れてあるのですが、ハシ
で身も骨も簡単にきれるのです。その味といい
料理の工夫といい私は支那料理をはじめて体
験しただけに、そのときは感心しました。

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Posted by ひimagine at 06:00│Comments(0)豊橋の昔はなし
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