2017年02月13日
「昔はなし」その210 金七の便利三味線
金七の便利三味線
忘年会などでは紳士たちの隠し芸が公開さ
れますが、有名人になればなるほど、芸は下
手なのが面白いと思います
鍛冶町に金七という人がありました。この人
は座興に浄瑠璃をひき語りで語るのですが、
むつかしい手のこんだところへ来ると、三味線
をピタリと下ヘおいて、むつかしくてひけぬとこ
ろだけは口三味線でやるんです。そして、ひけ
る処へくると三味線をかかえます。
それを平気でやるのです。想像しても愉快な
三味線でした。
忘年会などでは紳士たちの隠し芸が公開さ
れますが、有名人になればなるほど、芸は下
手なのが面白いと思います
鍛冶町に金七という人がありました。この人
は座興に浄瑠璃をひき語りで語るのですが、
むつかしい手のこんだところへ来ると、三味線
をピタリと下ヘおいて、むつかしくてひけぬとこ
ろだけは口三味線でやるんです。そして、ひけ
る処へくると三味線をかかえます。
それを平気でやるのです。想像しても愉快な
三味線でした。
Posted by ひimagine at 06:00│Comments(0)
│豊橋の昔はなし