2017年01月09日
「昔はなし」その175 俳人武兵衛と藤十郎
俳人武兵衛と藤十郎
福谷の先々代藤十郎は風流な人で、俳諧を
よくしました。ちようど俳人佐野蓬宇時代の人
です。新居の武兵街というのが俳友としてよく
遊びにきてました。くれば二、三日は滞在しま
した。武兵衛がそのおりに
下草もなくきれいな竹林(はやし)
と上の句を云うと福谷が
八幡泊りとせずばなるまい
と下の句をつけました。福谷はあとで「いや、
あれは、あの席にちようど蓬宇老人がいて下
の句をつけたんだよ」と言っていました。
御承知のように八幡は竹林の名所であるわ
けで、当時の人は居ながら天下の名勝古蹟の
ことをよく知っていたわけです。藤十郎がつけ
たか、蓬宇がつけたかは、いずれにしても、な
かなか面白い句だと思います。
福谷の先々代藤十郎は風流な人で、俳諧を
よくしました。ちようど俳人佐野蓬宇時代の人
です。新居の武兵街というのが俳友としてよく
遊びにきてました。くれば二、三日は滞在しま
した。武兵衛がそのおりに
下草もなくきれいな竹林(はやし)
と上の句を云うと福谷が
八幡泊りとせずばなるまい
と下の句をつけました。福谷はあとで「いや、
あれは、あの席にちようど蓬宇老人がいて下
の句をつけたんだよ」と言っていました。
御承知のように八幡は竹林の名所であるわ
けで、当時の人は居ながら天下の名勝古蹟の
ことをよく知っていたわけです。藤十郎がつけ
たか、蓬宇がつけたかは、いずれにしても、な
かなか面白い句だと思います。
Posted by ひimagine at 06:00│Comments(0)
│豊橋の昔はなし