2016年12月29日
「昔はなし」その169 骨をひろう安藤
骨をひろう安藤
私の親爺がなくなったときのことです。私たち
が骨拾いにいくと、もう、安藤政次郎は、ちゃん
と現場にきているんです。一同がハシで骨を拾
いかけると、安藤はじれったいという表情で、
やにわに、手づかみで、骨を拾いはじめまし
た。みんなあっけにとられているうちに拾い終
ると、灰のついた両手をパッパッとはらつて平
気なものです。知人知友のためには、そういう
ことはいっこう気にしないのが安藤の性格でし
た。
私の親爺がなくなったときのことです。私たち
が骨拾いにいくと、もう、安藤政次郎は、ちゃん
と現場にきているんです。一同がハシで骨を拾
いかけると、安藤はじれったいという表情で、
やにわに、手づかみで、骨を拾いはじめまし
た。みんなあっけにとられているうちに拾い終
ると、灰のついた両手をパッパッとはらつて平
気なものです。知人知友のためには、そういう
ことはいっこう気にしないのが安藤の性格でし
た。
Posted by ひimagine at 06:00│Comments(0)
│豊橋の昔はなし