2016年10月23日
「昔はなし」その102 大山元帥の趣味
大山元帥の趣味
大山元帥が豊橋へ来られたとき、「書画が見
たい」と言われました。あのような武人が、その
方面の趣味があるとは想像もしなかつたが、そ
れではということで名作をたずねたが応挙、景
文、呉春というようなものが大体、目ぼしがつ
きました。ところが大山元帥は「そういう新画は
好きでない」というのには驚きました。 「どうい
うものがお好きか」というと「雪舟、元信、雪村、
牧渓、等伯などのが見たい」と言われるので
す。たいがいの人は応挙などだと喜ぶが、そ
れを新画だというのです。
大山元帥の所望された人々の作品をさがし
ましたが、豊橋にはどうしてもないのです。
「なければ強いてみなくてもよい」と言われて、
とりやめになりました。
無風流と想像していた武人大山元帥の趣味
をはじめて知って、やはり威大な武人だと思い
ました。
大山元帥が豊橋へ来られたとき、「書画が見
たい」と言われました。あのような武人が、その
方面の趣味があるとは想像もしなかつたが、そ
れではということで名作をたずねたが応挙、景
文、呉春というようなものが大体、目ぼしがつ
きました。ところが大山元帥は「そういう新画は
好きでない」というのには驚きました。 「どうい
うものがお好きか」というと「雪舟、元信、雪村、
牧渓、等伯などのが見たい」と言われるので
す。たいがいの人は応挙などだと喜ぶが、そ
れを新画だというのです。
大山元帥の所望された人々の作品をさがし
ましたが、豊橋にはどうしてもないのです。
「なければ強いてみなくてもよい」と言われて、
とりやめになりました。
無風流と想像していた武人大山元帥の趣味
をはじめて知って、やはり威大な武人だと思い
ました。
Posted by ひimagine at 06:00│Comments(0)
│豊橋の昔はなし