2016年09月26日
「昔はなし」その75 色気ばかりの落首
色気ばかりの落首
のちの料亭多田屋が以前は上伝馬で女郎屋
だったことがあります。その向いに「あわや」と
いう家がありました。あわやの主人は早くなくな
ってしまったところ、いつの間にか、多田屋 の
主人とあわやの後家がいい仲になりました。
そして、二人が一緒になって札木の油世古の
角に建てましたのが有名な三階づくりの料理
屋でした。
床柱は「したん」床ぶちは「こくたん」といった
建築で、評判でした。その多田屋 とあわやのこ
とが落首になりました。
したん、こくたん、ただやさんぬれてであわ
やをつかみどり
といったもので、これも全町にはりだされて、
町民がわいわい言ったものですが、豊橋の落
首はどうも御色気をひやかしたものが多うござ
いました。
のちの料亭多田屋が以前は上伝馬で女郎屋
だったことがあります。その向いに「あわや」と
いう家がありました。あわやの主人は早くなくな
ってしまったところ、いつの間にか、多田屋 の
主人とあわやの後家がいい仲になりました。
そして、二人が一緒になって札木の油世古の
角に建てましたのが有名な三階づくりの料理
屋でした。
床柱は「したん」床ぶちは「こくたん」といった
建築で、評判でした。その多田屋 とあわやのこ
とが落首になりました。
したん、こくたん、ただやさんぬれてであわ
やをつかみどり
といったもので、これも全町にはりだされて、
町民がわいわい言ったものですが、豊橋の落
首はどうも御色気をひやかしたものが多うござ
いました。
Posted by ひimagine at 06:00│Comments(0)
│豊橋の昔はなし