2016年09月08日
「昔はなし」その57 百円の汚職
百円の汚職
毛利新田のために加茂、金沢からの水路を
つくることになりましたが、なにしろ、当時のこ
とで、そう簡単に話は運ばないようでした。
水路の係は岩本賞寿という、やはり長州人
でした。この男は県の土木課長をやっていた
んですが、納屋橋事件で首になった男でした。
納屋橋事件というのは、名古屋の納屋橋をつ
くるにあたって請負師から百円のコンミッシヨン
をもらったことが明るみに出たもので、土木課
長を辞職させられたのです。コンミッシヨン百円
も今の金にしたら十万円位に相当しますかね。
この岩本が、その外交手腕(?)を認められ
て水路係でやってきました。そして加茂、金沢
の農民と折渉することになったのです。水路が
できても、加茂、金沢で水をせきとめて新田に
水がこなかったり、また、そのうちに雨でミヨが
破れてしまうなど水路係の岩本も、ずいぶん
苦労が多かったようです。
毛利新田のために加茂、金沢からの水路を
つくることになりましたが、なにしろ、当時のこ
とで、そう簡単に話は運ばないようでした。
水路の係は岩本賞寿という、やはり長州人
でした。この男は県の土木課長をやっていた
んですが、納屋橋事件で首になった男でした。
納屋橋事件というのは、名古屋の納屋橋をつ
くるにあたって請負師から百円のコンミッシヨン
をもらったことが明るみに出たもので、土木課
長を辞職させられたのです。コンミッシヨン百円
も今の金にしたら十万円位に相当しますかね。
この岩本が、その外交手腕(?)を認められ
て水路係でやってきました。そして加茂、金沢
の農民と折渉することになったのです。水路が
できても、加茂、金沢で水をせきとめて新田に
水がこなかったり、また、そのうちに雨でミヨが
破れてしまうなど水路係の岩本も、ずいぶん
苦労が多かったようです。
Posted by ひimagine at 06:00│Comments(0)
│豊橋の昔はなし