2016年08月28日

「昔はなし」その46 歯医者の草わけ

歯医者の草わけ

 歯医者の草わけは松光堂松五郎という男だ
ったと思います。今の本町の額ぶち屋の近所
に家がありました。松五郎は露店で合抜きを
やりながらも風流人で、すぐ向いで書画こっと
うを商っていた絹新という道具屋へよく遊びに
行っていました。
 歯の療治というと大てい松五郎の家へ行
ったものです。松五郎は晩年は歯科医をや
めて書画などをたのしんでいたが、どこで亡
くなったか消息は聞いていません。

同じカテゴリー(豊橋の昔はなし)の記事画像
「昔はなし」その177 豊川鉄道の開通式
「昔はなし」その163 安藤の豚会社
「昔はなし」その151 三千円で失つた機関庫
「昔はなし」その143 仙十さんの太閤ぶり
「昔はなし」その135 悟真寺の池
「昔はなし」その112 浮世絵と川せり
同じカテゴリー(豊橋の昔はなし)の記事
 「昔はなし」その312 あとがき (2017-05-26 06:00)
 「昔はなし」その311 札木の八日講の御膳所 (2017-05-25 06:00)
 「昔はなし」その310 服部長七の鋭い頭 (2017-05-24 06:00)
 「昔はなし」その309 豊沢団平の三味線 (2017-05-23 06:00)
 「昔はなし」その308 浅吉、高利以上だと嘆く (2017-05-22 06:00)
 「昔はなし」その307 皇太子の料理人の苦労 (2017-05-21 06:00)
Posted by ひimagine at 06:00│Comments(0)豊橋の昔はなし
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。